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秋元康さんに教えてもらった「仕事の秘訣」37


秋元康さんに教えてもらった「仕事の秘訣」37 | six1ブログ

居酒屋で、お酒飲みながら『秋元康の仕事学』という本を読んだのですが、びっくりしました。言葉が染み入る染み入る。酒飲みながら、秋元さんの言葉を聞いてるかのような「リーダーズハイ」に入りました。

本に線引いたり、書き込んだりしないのですが、この本は、線引きまくりでメモ書き込みまくりました。あげくの果ては、福田に「人生の企てで実現したいことが1つ見つかった」という意味不明なコメントおくって、「ワラカスw」と馬鹿にされる始末。

そんなわけで、読書メモです。線引いたり、心にのこった言葉37。この本、企画系の仕事されてる方には本当に良い本だと思いますので、「面白そうじゃないか!」って思われたら、ぜひ本を手にしてみてください(やす)!

 

1  予定調和を壊すということは、新しいことに挑戦するということ

だから、新しい事はおっかないんだな。予定調和は楽だし、安全だから。

2  企画とは、自分の居場所をつくること。

社会の中に自分の存在意義をつくるのが企画だ。深い。

3  日常の中に幸せだなと思えるネタを多く見つけられるか、何も面白いことがないと思うのかの差

小さい幸せを見つけられない人に大きなことは出来ない。

4  日常的にさまざまな気づきをリュックサックに「どんどんいれて、必要なときに取り出すという作業」を行っている。

あるいは、取り出すときに、その素材に対して、どれだけ想像力を働かせて拡大できるか。

あーいいですねー。リュックの比喩。

5  (企画は料理のようなものだとして)食材(企画の材料)は、集めようと思わなくても気づけばいくらでもある。

企画を練ろうとして、急にネットとかで調べものをするのは、ありものの材料を、急にスーパーに買いにいくようなものってことかな。

6  企画の入り口は、他人の意見よりも、まず自分が面白いと思うかどうか。「自分が正解だ」と思う事が一番大切。

私が見てる世界を、誰も否定はできないからな。ただ、大事なのは、そこから見えてる正解をどう人に伝えるか?なんだろう。

7  魅力的な人の多くは、「初めて」をつくるのが上手。

「初めて」を重ねると変化につながるものなー。

8  わかった気になってしまうのは、非常にもったいない。

ぎく!

9  僕がなぜ分析しないかというと、結局、今、われわれの目の前にあるものは、すべて、過去のものだから。

そうなんだよなー。

10  僕の場合は、ほとんどリサーチすることもなく、むしろ「今、ここにないものは、何なのかな」ということ。

なるほど。

11  僕にとって、もしかしたら日常がまさにリサーチで、自分の中でメモをとるかのように、自然に記憶をしている。

最強じゃないですか。これ。

12  記憶に残る幕の内弁当はない!いろいろなおかずがあると記憶に残らない。

一点突破が大事ってことですよね。

13  「一生分の1」の今日。

美しいことばです。

14  (企画を料理に喩えて)本来料理というのは、盛りつける皿の大きさや深さは考えずに、まずは”ある食材”を使って、自分のつくりたいものをつくり始めた方がいい。

「起業するにはどうしたらいいですか?」とか「小説を書くにはどうしたらいいですか?」とかじゃなくて、まず始めろということですよね。

15  まず、そのお皿に載りそうな料理を考えてから全部捨てます。

あるいは、当然コンペになることも多いので、よそが持ってきそうなものを全部捨てます。

敵にしたくない人ですよ。秋元さん。

16  僕は、常に「次のこと」をやりたいと思っています。次のことというのは、まだ誰もやったことがないことです。

デュシャンの泉もビックリしただろうなー。評論家の人たち。

17  ロックバンドや小劇場のように、ホールや劇場のようなものがあって、そこに行けば毎日アイドルの公演を観られるというのは、面白いなと漠然と考えていたのです。

アイドルは会えないものという前提があったのに、そこを壊したのか。凄いなー。

18  野球で言えば、過去にヒットしたものの中から次のヒットを探していては、バットにあたることはあっても、ホームランはあり得ない。

「バッターボックスにたたなければ、塁には出られない」という言葉も聞いたことがあります。

19  予定調和が裏切られたときに、人は面白いと思う。

映画とか小説に求めることって基本これですものね。

20  エンタータイメントの基本というのは、全体像を見えにくくすることだ。

最初に犯人も動機もトリックも解ってるミステリー、全然読みたくないですものね。いや、だからこそ挑戦したらいいのか?!

21  人に興味を持ってもらうには、どこまで意外性が持続するかが肝。

飽きられないってことか。

22  技術の部分から企画を考えようとしてしまったら、満足のいくものは、なかなか届けることはできない。

WEBビジネスで陥りがちな、ワナですよね。

23  予定調和を壊すということは、単に、奇をてらうということではありません。

大切なのは、今まで普通だと思われてきたものを根本から疑い、結果的に人々の心に響くものをつくっていくということ。

完全に予定調和、外されてますよね。

24  すべてを自分の思い通りに進めようとは思っていない。僕がエンターテイメントという料理店の店長だとすると、現場のシェフの意見を取り入れる。

マネジメントの秘訣ですよね。

25  設計は机上の空論

なるほどー。

26  見切り発車でもいいから、とにかく、どちらかにまずは走ってみる。それから臨機応変に軌道修正すればいい。

ソーシャル系のビジネスでは、まさに大事なことですよね。やらないリスクの方が大きい。

27  (AKBについて)これからの時代、メディアの多様化によって、人は何をもって選んでくれるのかと考えた時に、そこまでして見たいと思えるコンテンツをつくらなくちゃならない、というのが心の中にどこかであった。

ソーシャル化によって、コンテンツが重要になるということにもつながりますよね。

28  みんなが勝負をかけられるくらいのところまでハードルを下げて、まずはそこで成功させるようにすればいい。

上司に企画を通すときには、とても重要なことですよね。でも、ブランドをつくる場合でも同じかな。約束と実行のことなので。

29  人の信頼を得るには、コツコツと地道に実績を積まなければいけません。

企画を通そうと思ったら、相手を無理強いして説得しとうと思うのではなく、実績を少しづつ積み上げて信頼を得た方がいい。

信頼とは、ベランダに咲く花のようなものだ。毎日毎日少しづつ育てなければいけない。しかし、その花を涸らすのは簡単なことだ。(鈴木康孝)

30  必ず自分の運命には理由があって、その理由はきっといいことなんだろうと信じればいい。

こういう言葉って、酒飲みながら読むとぐっとくるのですよね。ぐっと。

31  人間関係というものは、そんなにむきにならなくても、必ずタイミングが来れば必要な人があらわれて助けてくれたりするものだと思う。

だからこそ、僕も何かの縁で出会えた方には、僕にできることはできるだけやろうと思う。

成功してる人は必ずといっていいほど、会った人に最大の支援をすると言います。1つ1つの出会いが希少で大事ってことなんでしょうね。私は全然できてない。

32  人間関係にコツはない。恋をするのでも、仕事でも、家族の愛情にしても、「ここを押さえてさえいれば」というのはない。

だから、たぶんコツではなくて、繰り返しだと思う。何度も何度も、同じところをグルグルグルグル回ることによって「この人はこういう軌道を描いている人だ」という安心感になったりする。

もがいてもよい、という事だと解釈しました。

33  クリエーターが勘違いしがちなのは、大衆がこういうものを求めているんだということを考えるじゃないですか。

でも、そこで忘れてしまうのは、自分も大衆の一人だということなんですよね。だから、自分が使わない商品を大衆が使うわけないですよね。

自分も大衆である。当たり前のことを忘れてしまう。

34  「失敗」というのは、ない。人生も仕事もデッサンみたいなもので、例えばそこにリンゴがあり、バナナがあり、「さあ、それを描きましょう」と。何ミリの極細のペンを渡されても、いきなり一カ所も間違えないで描ける人はいないですよね。

仕事も人生も同じで、一本の線にあんまり臆病になっちゃうとだめだと思う。一番いけないと思うのは、そこでペンを持ったまま止まっちゃうこと。描かなかったら始まらない。何本の線でもいいから、描いていったほうがいいと僕は思う。

ピカソは書き続けた。

35  「こんな自分になりたい」と願うよりも、逆に、「自分のサーモスタット」をきった方がいい。

「こうじゃなければいけない」「こうしなければいけない」といういろいろな”かせ”を外した方がいい。

ああ。

36  いわば、人生は一筆書きのようなもの。

今いる場所は、どこからかつながってきている。一筆書きの線が切れていたら今日はない。

 ジョブスもそういってました。

37  「人生、無駄なし」

わかりました!(涙)

ということで、本当によい本です。おニャン子クラブの後、もう一度、AKBというビッグヒットを出された秋元さん。「もー娘」がヒットした時には忸怩たる思いもあったのでは?と想像してしまうので、余計に凄いと思うのです。


秋元康の仕事学
NHK「仕事学のすすめ」制作班 (編集)

秋元さん、そして、NHK取材班の皆さん、沢山のお言葉、ありがとうございます!本には、何十倍もの学びが詰まってます!

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キャリア , クリエイティブ

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Written by 鈴木 康孝

エン・ジャパン株式会社設立時から、コミュニケーションやプロモーション領域を担当。ブランドコミュニケーション室長、プロモーション本部長を歴任し、現在はディレクター。横須賀生まれの阿佐ヶ谷在住。今年の目標は、お酒と上手に付き合う事(飲みすぎない)。尊敬する人、村上春樹さんと永井均先生。HUNTER×HUNTERの再開を何よりも楽しみにする39歳。

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