Facebookページのコンテンツを「上手にシェアさせる方法論」
北野武監督作品に「キッズ・リターン」という作品あって、そのラストシーンは非常に印象です。閉塞感に溢れた生活をおくる二人が、自転車の二人乗りをしながら会話をするシーンです。(いや、この映画は非常にいいので、未見の方は是非。)
「俺たちもう終わっちゃったのかなあ」
「バカヤロー、まだ始まっちゃいねえよ」
個人的に、今のFacebookコマースに対する悲壮感に関しては、まさに二人の発言に近く、実際まだ始まっていないでしょという感覚をもっていたりします。
● いいね、シェアの意味性
Facebookという世界では、自分自身を表現するためには、「シェア」と「いいね」を用います。
言うならば、「シェア」と「いいね」は、その人を現す要素です。
先進的な人は先進的なエントリーをポストしますし、
優しい人は優しいトピックをシェアします。
自分を理解してほしくない人は、自分を理解してほしくないエントリーをします。
もし、あなたがFacebookユーザーに「いいね」してほしいならば、
そのエントリーを「いいね。」することで、ユーザーはフレンドにどのような印象与えることができるのか。
を自覚しなくてはいけません。いうならば、
Facebookページは「メディア」という考え方よりも、
ユーザーを彩る情報を提供する「素材提供サイト」
というほうが適切です。
● 素材視点から、流通コンテンツをみる
「素材提供サイト」という観点から、現在、ウォールに流れている情報をみてみると、シェアされるパターンは、いくつかに分類されるのではないでしょうか。
それらの観点から、私たちがfacebookページにポストする際に意識するポイントを整理してみます。
1)トレンド・ニュース
2)優しさ・懐かしさ
3)知性
4)単純な面白さ
それぞれを説明すると。。
1)トレンド・ニュース
例えば、最新の情報はいち早くシェアしたいという欲求です。私のウォールには、ネットベンチャーの最新情報や、新しいガジェットの情報はシェアしてしまいますね。その他にも洋服とかスポーツなどの最新ニュースもありますね。
2)優しさ・懐かしさ
ちょっといい話とか、子供の頃の懐かしい話などをシェアしたい欲求です。よく名言や感動する話がシェアされていますよね。
3)知性
これは、これが解けるとすごいといったパズルとか、教養・哲学的なエントリーはシェアされがちです。
4)単純な面白さ
ネコが転ぶ動画とか、そういうヤツですね。みちゃいますもんね。楽しいし。
ウォールへのポストを、これら4つに分類できるようにポストすることで、コンテンツのシェアの確率が向上します。
● 整理
「Facebookページは運用が大事」といった抽象的なお題目が語られることが多いですが、より具体的に戦術論の話をするならば、
□ Facebookページはメディアではない。
□ ユーザーのそれぞれのタイムラインこそがメディアである。
□ Facebokページは、そのユーザーのタイムラインにシェアされる素材情報提供ページである。
という意識が重要です。
また戦闘論の話をするならば、ユーザーが獲得したい認知に沿った情報提供、
例えば「トレンド」「優しさ・懐かしさ」「知性」「単純な面白さ」という観点が重要だったりします。
最近、流通している「Facebookページでのビジネスはもうおしまい」という話をみると、北野武の「キッズ・リターン」という映画のラストシーンを思い出します。
「俺たちもう終わっちゃったのかなあ」
「バカヤロー、まだ始まっちゃいねえよ」
もう終わりというのは早計。諦めずにいろいろがんばっていきましょうか。
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