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Facebook-search、その可能性とその盲点


Facebook-search、その可能性とその盲点 | six1ブログ

●マークザッカーバーグの法則

「毎年フェイスブック上でやりとりされる情報は倍増する」というマークザッカーバーグの法則というものがあると聞きました。事実、私のWEB消費時間の大半は、フェイスブックになってきています。仕事でもいくつかのグループを通じて行ってます。情報収集の多くは、信頼している方のフェイスブックでのシェアからです。

しかし、このフェイスブック、何が困るって、検索性の悪さですよね。以前自分が書き込んだ情報を検索しようにもその方法がない。アーカイブ性と検索性の弱さは、ひどいものだと思います。

さて。そんな中、Bloomberg Businessweekによればフェイスブックが元グーグル社員とともに、検索機能の強化を行っているという噂が流れたようです。

●すごいグーグルのアイデア

グーグルのすごいところは、『ページランク』というアイデアひとつで、WEBという混乱に構造を与えたことだと思います。今から考えてもこのアイデアは本当に凄い発見だと思います。今、私たちが見ているインターネットという世界は、大半は検索を通じて入りこんでいます。ここに、インターネット=グーグルという世界が出来上がりました。

しかし、今やグーグルが入り込めない世界が出現しています。それがフェイスブックという世界です。フェイスブックは閉じた世界なので、グーグルのクローラーはここに入り込めません。「世界の情報を整理しつくす」というグーグルの理念からみて、フェイスブック内に情報を整理できないということは、結構歯がゆい状況なんだと思います。

●ページランクを超えるかもしれない「いいね!」

そして、このグーグルのアイデアにも完璧とは言えません。検索結果に最適化させる努力によって、その検索結果をコントロールできてしまうのです。サイトの構造をグーグルライクにする方法も1つですし、リンクを沢山あつめる方法もいくつか存在しています。

グーグルの重要度が広まれば広まるほど、そのロジックを有効に使おうとする手法も高度化してきます。そして、グーグルが開いたWEBという世界は、そこにパワーを集中させる価値がありあまるほど魅力的な世界だったのです。

しかし、先に述べたように、フェイスブック内で重要な情報がやりとりされる様になると、グーグルの命ともいえるリンクの分析という武器を使えなくなってしまいます。そして、それに代わるのが、あの「いいね!」なんです。

●ソーシャルグラフに基づく信頼性の高いリンク評価

「いいね!」というボタンは、実は、リンク生成装置なんだと思います。グーグルがブログやWEBサイトの構造を解析し、リンク構造を分析しましたが、フェイスブックは、みずからが作り出した、この「いいね!」というツールによって、コミュニケーションを活発化させたばかりでなく、その結果として、人々がどのページに対して、評価をしているのか?というデータ収集を毎秒毎秒行っているのです。

ページランクは、リンクの質と量でした。質とは、沢山のリンクが張られているサイトからのリンクは価値があるということです。フェイスブックは、「いいね!」を単に数だけで評価するのではなく、「いいね!」をした主体者への「いいね!」の数やフレンド数も評価にいれるでしょう。

沢山の「いいね!」をされている信頼性の高い人が「いいね!」をした場合のポイントと、やみくもに「いいね!」をする人の「いいね!」が等価なわけはありませんからね。

●検索結果もコミュニケーションの一要素に

検索結果には、「いいね!」を行ったフレンドのアイコンがつくはず。フェイスブックサーチの結果をみて、意見が聞きたい人がいたら、その人に意見を聞くこともできるよになるはずです。

また、検索結果には、もちろん、いいね!やシェアボタンがつく。これによって、さらなる拡散が行われるでしょう。自分のフレンドのいいね!があったサイトを上位に出すとかのフレンドサーチみたいなものもでるかもしれません。

●Facebooksearchの盲点

じゃあ、このFacebookサーチは、完璧なのか?いや、そんなことはありません。インターネットの発展を支えてきた重要ポイントにおいて、フェイスブックサーチがたどり着けない場所、そして、グーグルに勝てない領域があると思います。

それは、エロです。エロサイトにはいいね!をつけずらいがために、フェイスブックの検索結果は、グーグルのそれに比べて、精度が低いものになると思います。いわば、非常にクリーンな検索エンジンです。

グーグルは深夜にアクセス数が激増するアダルトな人向けの検索エンジンとなるのかもしれない。インターネットが社会的な存在になっていくに従って、リアルな街が様々な顔を持っているように、ネットもより高度な形で、社会化されていくのかも知れません。

ビジネス , マーケティング

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Written by 鈴木 康孝

エン・ジャパン株式会社設立時から、コミュニケーションやプロモーション領域を担当。ブランドコミュニケーション室長、プロモーション本部長を歴任し、現在はディレクター。横須賀生まれの阿佐ヶ谷在住。今年の目標は、お酒と上手に付き合う事(飲みすぎない)。尊敬する人、村上春樹さんと永井均先生。HUNTER×HUNTERの再開を何よりも楽しみにする39歳。

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