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だまし絵的に読み解く、nanapiの「アンサー」


だまし絵的に読み解く、nanapiの「アンサー」 | six1ブログスクリーンショット 2013-12-12 23.33.31

個人的にメタファーというものが大好きで、何かの企画を考える時にもメタファーを常に意識してます。

任天堂がwiiを作るときに、ソニーやマイクロソフトが、「より高度な、より難しいゲーム」を目指すなかで、任天堂はマーケットの裾野を広げるべく、あくまで一般ユーザー層にむけたゲームを指向するのだけど、その時にゲームのコントローラーを、あくまで「リモコン」と呼ぶんですよね。「wiiリモコン」。

ゲームに馴染みのない人でも、「リモコン」だったら手に取れますもんね。

この「wiiリモコン」の話も、メタファーの話としてすごく好きだったりします。

ということで、先日リリースされた、nanapiの「アンサー」。

このアプリをみていると、いろいろなメタファーを上手に使っているなーって思ったので、その共有。

1.LINE等のメッセージアプリに擬態している。

言うまでもないけど、そもそもメッセージアプリに擬態してる

LINEと同じインターフェース

ここには「質問をする」「回答をする」というラベルすらなく、あるのは今、コミュニケーション手段として主流になっているLINEに近いインターフェースがあるのみ

きっと3年前だったら入力UIとして機能しなかったかもしれないけど、2013年末の今だったらだれもが自然に記入できるUIに間違いない

この辺、全く同じタイミングでリリースされた、LINEのアプリよりLINEっぽい。素晴らしい。

2.質問をする人がいない。(既に質問がされている。)

Q&A的なサービスって、「質問をする人がいないと始まらない」のだけど、一方で回答がもらえるかどうかわからないモノに対して、質問する人もあまりいないもの。

その点で、アンサーが面白かったのは、すでにアンサーくんから質問がされているってところ。w

 

最初の質問はされている

質問をするっていうハードルよりも、回答するハードルのほうが圧倒的に低い

このサービスでは、既に質問は行われていて、それに回答をするという形で、「質問」が行われる。その辺も面白いなって思いました。

3.「スマホ向けQ&Aアプリ」もきっとメタファー?

そもそもこのサービスをみていくと、Q&Aという体裁をとっていますが、よくみるとこれは雑談というかコミュニケーションをするアプリじゃないかと思えてきます。

コミュニケーション

当然、LINEやその競合サービスなど様々なサービスがひしめくこの領域に、単に「コミュニケーションツール」としてリリースしても、話題にもならなければ、利用する人も少ないはず

それを、ちょっと新しいQ&Aアプリっていうメタファーをとることで、話題性やユーザーへの関心を得られているのかもしれません

ちょっと考えると、コミュニケーションの場合は、知り合い同士が登録しないとサービス自体が始まりません。一方で、Q&Aという形式をとると、友達の登録がなくとも、全く付き合いがない赤の他人に回答することができます。これって大きいです。サービスが機能する最低限のユーザー数が少ないってことです。

なんかちょっと考えても、ベンチャーにはQ&Aのほうがむいているのかもしれないなって思いました。

※ ちょっと考えたことなど。。

スクリーンショット 2013 12 12 23 29 42

サービスを作るときは、メタファーを意識することが重要で、nanapiのアンサーにもきっとメタファー的な様々な考えがあるんだろうって思ったので、考えをまとめてみました。

nanapiの皆さんが「どのように考えて、サービスを作ったのかはわかりません」が、こんな感じでメタファーを意識してみるだけでも、新しいサービス作りの勉強になるかなって思います。

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マーケティング

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Written by 福田 智洋

1974年 群馬県高崎市生まれ。 明治大学法学部卒業。 杉並区阿佐谷在住(20年目)。群馬県高崎市出身。 大学卒業後、エン・ジャパンの創業メンバーの一人として勤務し、入社以来インターネットのサイト企画・事業企画責任者を歴任。2013年4月、シックスワン株式会社を創業。 https://twitter.com/tomohirof

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