同僚・部下から「あの人なんで偉いの?」と言われない4つのチェックポイント
先日、『ビジョナリーカンパニー3』をまとめてみたのだが、その後数日してみると、この本は、経営者が経営のために読む本よりも、ビジネスマンが自分のキャリアを失敗させないための本としてもよめるなーと思いました。
優良企業が衰退する理由の1つは、その企業で働く社員の変質ですものね。
そこで、この本を、キャリア本として読み替えてみた。自分自身の事だけじゃなく、「昔はスゴかったけど、最近どうも?」という方を思い浮かべながら読んでみていただきたい。
どんな人材も、いかに偉大であっても転落しうる。どれほど優れた業績を達成していても、どれほど遠くまできたとしても、どれほどの力を獲得していても、 没落しうる。 とりわけ強力な勢力が必ず頂点に止まるとする自然の法則はない。誰でも転落しうるのであり、ほとんど誰でもいずれ転落する。
企業は業績が落ちるという明確な指標がありますが、個人って、人事制度が適当だったりすると、そうした事に気がつきずらいものです。それに、教えてくれる人もいなかったりする。だから、自分で自分を厳しく律しないといけない。経営者が自分の会社をチェックするように、ビジネスマンも自分の事を自分でちゃんとチェックしないといけない時代なんだと思います。好む好まざるに関わらず。
衰退の4段階
- 第一段階〜成功から生まれる傲慢
- 第二段階〜規律なき拡大路線
- 第三段階〜リスクと問題の否認
- 第四段階〜一発逆転の追求
●傲慢になってない?
□自分の成功は当然だとみなす
□主要な弾み車の無視(成功のためにやってきたことを、おろそかにする)
□学習意欲の低下
□運の役割の軽視(運ってすごい大事なんですけれどね・・・)
右も左もわからない状況だからこそ、死ぬ気でがんばっていたのに。ある程度のポジションになると、そうした努力を忘れてしまう。よく聞く話だが、実際沢山あることだと思う。(というか、自分にもそういうところありますね。ちょっとは)
●むやみな成長路線(拡大のワナ)になってない?
□持続不可能な成長の追求と。大きさと偉大さの混同
□関連しない分野への規律なき挑戦(挑戦は大事です。ただ、規律があるかどうかが大事です)
□主要な仕事のうち、適切な時間が配置されているものの比率の低下
□容易に利益を得られることによるコスト面の規律の弛み(昔はお金に細かかったのに・・・・)
□官僚制による規律の破壊
ここは、あれですね。「1度成功した社員を、昇進させるのだけど、なかなかうまくいかない。けれど、その原因を会社は、本人ではなく、周囲の人間にしてしまうので、よくわからないままに、官僚的な組織になってしまう」という事、結構ありそう。問題は、その祭り上げられた社員がなかなかその事実に気づきずらい事にあるかと。あと、急に異常な目標を掲げたら、ちょっと危険ということになるのでしょうか?
●リスクと問題の否認をしてない?大丈夫?
□良いデータを強調し、悪いデータを小さく見せる
□事実の裏付がない大きな賭け
□曖昧なデータに基づいて、とてつもないリスク
□日々の健全な行動の衰退
□組織再編への固執
「良いデータを強調し、悪いデータを小さく見せる傾向」「外部要因への責任の押しつけ」これ、どの組織でも多かれ少なかれあることだと思います。こういうメンタリティーって、でもほとんどの人にあると思います。だから、こうした仕事をしない、させない、見逃さない!という3原則が大事ですね。何にせよ、こういう状況になったら、冷静さを欠いてるので、冷静になる必要があります。
●一発逆転の追求にハマっていない?
□特効薬の追求
□一発逆転を実現する技を期待
□抜本的な変化と「革命」の喧伝」
□業績より売り込みの優先
□(業務の)リストラの繰り返しと信用力の低下
こうなるとかなり危険な状況ですよね。一発逆転を狙った大降りな企画が増えて、「えーそれ無理じゃないですか?」という企画が、「イノベーション」という名の元で通ってしまったり。でも、その実力がともなってないから、大抵失敗ということありそうです。
さて。結局のところ、「謙虚に地道に」という事が大事なんじゃないか?と思います。顧客と直接向き合ってないビジネスマンって、組織内で偉くなるといろいろ見えなくなることがありますからね。
当てはまるのが、5個くらいあったら、冷静になって仕事のやり方見直してみてもよいかもしれません。
あ、周囲にこういう人いたら、何気に共有してあげてください。今回の記事
(自分のところに来たら、嫌だなー・・・・・)
ビジョナリーカンパニー3 衰退の5段階
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