あなたの企画を、「パチモンガンダム」にしないたった1つの方法
◯ ガンダムのパクリを作らない。
昔、どこかで富野由悠季さんが、話していたんだけど、機動戦士ガンダムがヒットしたときに、いろいろな会社から、「二足歩行で頭にツノがあるロボットがたくさんでてきた。」そうです。
こういうのをみると、似ているけど、それ、ガンダムじゃないでしょ。(価値ないでしょ。。)って、普通の人は思うんです。思わない人はいないと思います。
でも、企画を考えるときこの「ガルダン(最強戦士ダン?)的思考法」って、本当に普通に行われています。ウチの部署でもよく見るし、日本のメーカーってそれが主流なの?って思ったりもします。(それは言い過ぎだけど)
iPhoneがでた後に、「タッチパネルで、画素はウチのほうが多い。しかもアプリも使えるんです!」なんて、企画書が普通に提案されていたのが目に浮かびますよね。でも、それって、まさに「ガルダン」つくってますよね。
youtubeがでたらyoutubeみたいなサイトをつくる。turntable.fmが流行ったら、turntable.fmみたいなサイトをつくるとかね。似たサイトを作るのが悪いって言ってるわけじゃないです。でも、単に表層を真似ても、本物には近づかないっていうことなんです。
表現を忠実に真似ても、オリジナルには近づかなくて、そのオリジナルを魅力的にしている要素は何なのかを見つけ出す必要があるんです。
◯ 構造をみつけよう。
何かを考えるときに、自分が世界で一番最初にそれを考えるっていうケースはある意味傲慢ですよね。そんなこと滅多にないです。
だから何かを考えるときは「参考になるもの」を探すのは、クオリティのためにも、効率のためにもすごく重要なことです。
その際には、参考になるサイトでも書籍でもプロダクトでも何でもいいのですが、それを魅力的にしている要因・構造を抜き出すところから始めます。
分かりづらいかもしれませんが、例えば、ガンダムだったら、非勧善懲悪、現実的な表現、登場人物が大人、英雄然としていない主人公、魅力的なライバルの存在とかでしょうか。
そう考えると、エヴァンゲリオンが非常にガンダム的な構造をもっていると気づくことができます。ネルフは常に正義ではありませんし、街などの現実的な描写、大人がでてくるし、セックスシーンや残酷な表現、碇シンジはイジイジしてます。
もしくは、大塚英志が物語の構造と表現したような、子どもに受ける普遍的な構造があるのかもしれません。
ちなみに大塚英志は「ライトノベルには左右の目の色が違うキャラクターがかなりの確率ででてくる」と賞の審査員の際に苦言を呈してましたが、大塚英志自身はキャラクターの魅力要素を抜き出し、「目にバーコードが記載されているキャラクター」を登場させたことがあります。これも物語レイヤーではなくて、キャラクターレイヤーでの魅力の抽象化であり、構造の抜き出しです。
◯ まとめ
ということで、企画を考える際の第二ステップは、模倣対象の発見だったりします。
● 世の中には参考になるモノは山ほどある。1から考える必要はない。
● 模倣は表現ではなくて、構造を模倣しよう。
● 参考にするものは全く異なるジャンルでも問題なし。逆いうとそっちのほうが新規性ある。
まずは参考になる構造をみつける。これが、企画をすすめる際には重要なプロセスだったりします。
ぜひ、あなたの企画や思考が、ガルダンになってないか?を、友達や同僚の方にちょっと聞いてみてください!
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