小さな工夫が大きな違いを生む。差異化のポイント。
今日は、差異化が大事、という話です。画像はサイです(ヤス)。
●5w2hで差異化の整理。
広告で大事なのは、どう差異化するか?です。
当たり前の事言ってますね。。でも、世の中の広告とかプロモーションって、すべてがすべてちゃんと差異化できてる訳じゃない。そんな視点で、電車に乗ったら交通広告みてみてください。交通広告ってとても良い勉強の場なんですよね。
で、有名な5w1h。
ニュース記事の最初の段落はリードと呼ばれる。ニューススタイルの規則では、リードには以下の「5W」の多くを含むべきとされている。すなわち、Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)したのか。である。しかし日本においては、「5W」にさらに下記の「1H」を含む「5W1H」であるべきであるとされる。How(どのように)
とウィキペディアにあります。ただ、これだと、ちょっと使いづらいので、whoを、whomにして。あと、「how much」を加えた5w2hで僕は考えます。
この7つの軸で整理します。
●ワンダーな差異化!
たとえば、今僕は、WONDAという缶コーヒーを飲んでます。今では、「朝専用缶コーヒー」として有名なこの商品。しかし、このワンダという缶コーヒーも最初は違うコンセプトのコーヒーでした。
プレスリリースを見てみましょう。
2001年 秋 缶コーヒー「ワンダ」フルモデルチェンジ
“新豆挽きたて、イキのいい缶コーヒー”をメインコンセプトに9月26日(水)より全国で新発売
と、2001年の段階では、全く違う商品なようです。しかし、
缶コーヒー「ワンダ」で新提案”朝”の気つけの一杯「ワンダ モーニングショット」新発売
~5種類の風味の強い豆を使用し、長時間焙煎することで深いコクと冴える苦味を実現~
この2002年 8月 19日のリリースから商品が変化した。
「ワンダ モーニングショット」は、気分転換に缶コーヒーが最も飲用される時間帯である午前中(当社調べ)、しかも「朝」に飲用シーンを絞り、朝にご愛飲いただくための味の表現として、深いコクと冴える苦味を実現した缶コーヒーです。
差異化がしづらい(本当にしづらいと思います)缶コーヒー市場。そこに、「朝(when)」という新しい差異化の軸を作り、それが10年以上続く新しいカテゴリになっている。これ、本当にすごいことだと思います。
whenという1つのパラメータを変更することで、この大きな違いを生みだした。コミュニケーションのアイデアによって、大成功をした事例と言えるんじゃないかと思います。
●違いがなければ、選ばれない。
この成熟したマーケットです。常に競合はいます。だから、何かを始める時は、類似サービスとの比較をまず行うといいと思います。何も考えずに、1時間ほど、比較をしてみる。
そうすると、大抵、似たり寄ったりな内容になります。理想は、プロダクト自体に大きな差異化ポイントがあることなのですが、今の成熟した市場だとそれがとっても難しい。
「こんなんじゃ広告つくれねー」って、サービスやプロダクトに変更要望を出してもよい。あるいは、改善点を提示してもよい。でも、どうやっても、差異化ができないという場合、いじるのがHOWかなーと思っています。商品とかは全く同じなのに、情報提供の仕方を変えるとかです。福田の企画論「語られるべき物語」でいったら、それも含めてプロダクトなんだ!って言われそうですが。
●小さなレストラン。だからこそのネット利用。
たとえば、レストラン。いきなり出す料理は変えられません。立地も変えられない。値段もいじれない。でも、そんなレストランだからこそ、ネットを上手に利用するとうまくいく事があると思います。今ならば、フェイスブック利用でしょうね。
過去、友人のレストランの立ち上げを一緒に行った時には、レストランとしては珍しくメルマガの発行をしました。お店のオープンの前からメルマガとブログを書いていたら、シェフのキャラと文章の上手さも手伝ってメルマガは大人気に。ネットの集客だけで、取材を受けたりしていました。
その施策は、結果的にネットコンシャスなお客さんを沢山呼び寄せることに成功。食べログでの上位スコアにつながる等、予想をしなかった動きをしました。友人のお店のエリアで一番評価の高いフランス料理屋さんになったのです。もちろん、そのお店の味や値段も良かった。ですが、時流にのったプロモーションもその成功の1つの要因だったと思います。
ちなみに、アップルの製品は、この5w2hのほとんどが、他社と異なっています。さすが、Think differentです。そこまでいかなくて、他社との差異化ポイントは、多い方がいいです。もちろん、それが顧客に支持される事前提です。そうじゃないと、差異化された商品ではなく、単なる変わり者になってしまいますので。
まとめると
● 差異化しないと存在しないも同じ。
● 5w2hで整理すると、見えてくる。
● whomが重要。無理ならhowをいじる
ということになります。小さいお店をやってる方ほど、役立つ内容だと思うのですが・・・・、今回、まとまりに欠けてる感があります。5w2hでいうと「誰に向けた内容なのか?」が不明確だったなーと反省してる次第です。
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