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『代官山 オトナTSUTAYA』に行ったら代官山に住みたくなった。


『代官山 オトナTSUTAYA』に行ったら代官山に住みたくなった。 | six1ブログ

●週末、ずっといたい場所、見つけました。

話題になってる蔦屋の代官山店にいってきました!

徒歩10分圏内とかに住めたらそれだけで人生幸せな気がします

代官山近辺の方、羨ましい。羨ましい。

上は、購入前の本も持ち込みできるラウンジ。ここの居心地がいい。かれこれ、2時間くらいいました。ジャスミンティーとビールを頼んで。購入前の本を読んで至福の時間です。ちなみに、メニューはすべて、ipad。イチイチオシャレです。参ります。

「えー本をそこで読まれたら本買わなくない?」という声も聞こえてきそうですが、そんな事ないのですよね。

私は、『代官山 オトナTSUTAYA計画 』という増田社長がこの代官山店にかける想いを綴った本をここで読んだのですが、感銘を受けたので、『情報楽園会社―TSUTAYAの創業とディレクTVの起業』も追加購入しました。昨日で、増田社長の大ファンになりました。両方ともいい本です。

※写真は、撮影基本NGだったので、HPから借りております。お客さんが楽しんでるところに写真パシャパシャされたら嫌ですものね。

●プレミアムエイジがターゲット。

増田さんの書籍によれば、この店舗は「ツタヤ」の進化系ではなく、原点を形にしたもの。若年層が減少する中で、年齢が上の層に対してリーチしなくてはならないというのが、「ツタヤ」の現状の課題。そこで作られたのが、この店舗です。

対象となってるのは、所有する喜びを経験しつくした、成熟した層。実際に行ってみたところ、どの場所よりもロマンスグレーな感じの大人(知的な経営者というイメージ)や、年齢はこう重ねたいという美人な女性が沢山いました。六本木にいる人達よりも落ち着いた感じです。

ラウンジの空気感もリッツやマンダリンといったラグジュアリーホテルのラウンジのよう。上質な時間を楽しもうとする人たちが醸し出す空気感って良いものです。広告せず、場所の力とコンテンツの力で人を集めると、ああまで上質な顧客層を捉える事ができるのだなーと関心しました。

ちなみに、若い人達も、素敵な人が多かったです。特に女性に素敵な人が多かった。3人くらい、「キュン」となる人がいました。私、本屋で素敵な人を見ると、それだけで人生幸せになるのですよね。

●リゾートでの内省

本の中で面白いなーと思ったのが、増田さんと糸井重里さんとの対談にあったこういう言葉。「オンとオフの概念があるとしたら、オンは、お客様をみている時間。オフは自分をみる時間」という言葉です。なるほどー!!って思いました。だから、リゾートというのは、内省のための場所だと。

そこで、代官山という緑が多い場所に、リゾートを作りたいのだ、と。それがこのお店のコンセプトであると。

体感したので、よくわかります。たしかにあそこは、リゾートホテルのような時間が流れています。

●クラウド化する知的遺産としてのソフト

で、もう一つのキーワードがありました。「森の中の図書館」。増田さんの本によれば、目指してるのは、図書館だということです。図書館には、知が詰まっている。そして、多くの人がそこにアクセスできる。図書館とはいわば、知のクラウド化であるという言葉もあったと思います(思い出しながら書いてるので、多少の間違いはご愛嬌)。

プレミアムエイジが求めるのは、そうした知なのであると。だから、本はもちろん、すべての映像が見れる仕組みと(オンデマンドにDVDをやける仕組みで、どの場所よりも豊富なソフトがあるそうです)、あらゆる音楽ソフトをそろえた場所なのだと。

ところで、TSUTAYAのコンセプトって、「所有の代行」だと言います。レンタルとは、安くCDを聞けるということではなく、「編集権が移動している中で、ある一曲だけが欲しいという顧客ニーズに応えるサービス」だというのです。現在の記事単位で情報を購入したりできるというネットの環境を先取りした眼差しだと思います。増田さんの視点って凄い刺激的です。

ソフトをクラウド化させ、カフェという場所の中で、それを手にとってもらうということが、顧客への価値提供なのだと言います。そして、その試みは高いレベルでこのお店で実現されている。リゾートに行かずとも、内省ができる。ほんと、すばらしい場所ができました。私が住む阿佐ヶ谷からはちょっと遠いのですが、それでも月に1度は行きたい場所です。


●カフェ、匂いたつ場所

ソフトは集まった。しかし、人が集まる場所も必要、ということで、カフェが併設されています。いや、併設ではない。本屋の中にカフェがある。あるいは、カフェの中に本屋がある。そこに区分はありません。本屋の中でも皆さん。コーヒーを飲んでるし、コーヒーを飲みながら、本をもっていく。そこに差異はない。シームレスで、一体化している。いたるところに椅子がある。立ち読みとかいった考えすらない。

ただ、そこにいる人たちが醸し出す雰囲気自体が、リラックスした感覚を提供する。人だけが作り出す時間と空気があるのですよね。気の置けない仲間との緩やかな時間のような。人と人がライブに交差しコミュニケーションする場。

●あるのは、顧客への信頼

ここにいると満たされた感じがするのはお店が、他のお客さんが「私のことを信頼してくれてる」という予感というか実感があるからだと思います。この場所のお客さんは、本を大切にあつかってくれる。サービスへの対価をしっかりと払ってくれる。良い場所をつくれば人はきてくれる。そうした、作り手側の願いのようなものを確実に受け取れるから、この場所はすばらしいのだと思います。そういえば、お子さん専用の遊び場もあったようです。

そんなわけでほんと凄い場所です。
これからの人生で何度でも行きたい、大事な場所、見つけました。
http://tsite.jp/daikanyama/

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カルチャー , クリエイティブ

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Written by 鈴木 康孝

エン・ジャパン株式会社設立時から、コミュニケーションやプロモーション領域を担当。ブランドコミュニケーション室長、プロモーション本部長を歴任し、現在はディレクター。横須賀生まれの阿佐ヶ谷在住。今年の目標は、お酒と上手に付き合う事(飲みすぎない)。尊敬する人、村上春樹さんと永井均先生。HUNTER×HUNTERの再開を何よりも楽しみにする39歳。

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