時間もお金もない時こそ、本を読もう! ~ビジネス書との付き合い方1~
私は、本を結構読みます。なので、よく部下に、「月に何冊くらい本よんでるのですか?」とか聞かれます。
正直それを聞かれる時の気持ちって、「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」と言ったDIOの気持ち。まではいかなくとも、本って何冊読んだとかってどうでもよいと思っています。ただ、ある程度の本を読んできて、ある時は、1日1冊のビジネス書を読んできたので、よくいわれる事も含めて、「本の読み方のコツ」を書いてみようと思います。
● 本は基本的に買う。借りない。
●本は、「目次」と「はじめに」と「あとがき」をまずよむ
●あるテーマを学習したいときは、まずアマゾンで5冊ほどそのテーマの本を買う
●1日か2日で読み切るようにする。読めない場合は時間切れと思って、別の本を読む
●面白い!と思った本は何度でもよむ。
が、私が実践してることですね。 さて。1つ1つ簡単に解説を。
● 本は基本的に買う。借りない。
→1冊1000円程度の本です。ちょっと高めのランチ一回分です。ここは自分に対する投資としてわりきりましょう。毎日1冊の本を買っても月に三万円です。これは多すぎるので、おそらく普通にやると月一万円で収まるはず。出版業界の肩を持つ訳ではないのですが、お金がないときこそ、本買った方がいいと思っています。「時間もお金がないのに本なんて買えない」という人がいますが、私は逆だと思う。「本を買うお金をつくらないから、時間もお金がない」と。まあ、これは、本を買う時の言い訳にすぎないのですがね。いずれにしても本のコストパフォーマンスは非常に高い。だから、半年でいいので、1か月一万円の本代を投資してみてください。何かが変わるはずです。
●本を買う時は、「目次」と「はじめに」と「あとがき」をまずよむ
→本って値段は安いのですが、一番かさむのは、時間じゃないかと思います。また、本って購入した後にその価値がわかるという種類のもの。だから、その本が、再読に値するかどうかがわかる前には、私は、パラパラ読みでもよいのでは?と思っています。本を1冊3時間かけて読むとした場合、誰かとお酒のんで愚痴をいってるよりは圧倒的に生産的ですからね。それでも、本を読むのて、リズム感が必要。で、リズムに乗るためには、「目次」と「はじめに」と「あとがき」を読んでおくことがベストです。これだけ読んだら、購入する必要のないって本結構ありますからね。だから、書店の場合、この3つをチェックしたらいいと思います。なお、これは小説の場合はやめた方がいいです。もちろん。
●あるテーマを学習したいときは、まずアマゾンで5冊ほどそのテーマの本を買う
→いろいろなコンサルタントの方が言うことですが、本当に集中的に本をよむってよいことです。多くのコンサルタントは10冊といいますが、コンサルタントほどの知的生産性を求められない私たちの場合は、アマゾンで売れてる本5冊を読んで、気になる言葉をグーグルで調べたら十分だと思います。なお、本を読んでる過程で、気になる著者の方がいたら、ツイッターやブログもチェックしておきましょう。
●1週間で読み切るようにする。読めない場合は時間切れと思って、別の本を読む
→なんでもそうなのですが、タイミングとか旬ってありますよね。人の興味とかって、私それほど長くつづかないと思うので、本も乗らない場合は、その場で読むのをやめるか、また別の機会をまちましょう。まだその本とは出逢うタイミングじゃなかったと思って。別の本を読んだ方がいいです。映画やDVDやテレビドラマや食事だって、イマイチとおもったら、やめますよね。それと同じです。ちなみに、これも小説の場合は、この限りではありません。あくまでもビジネス書に限ってです。
ということで、ここまでで伝えたいのは、「読書なんて空気をすうようにやったらいい!」って事です。逆に言えば「空気が当たり前に必要なくらいに本を当たり前の存在にした方がいい」ということかもしれませんが。で、最後。
●面白い!と思った本は何度でもよむ。
→上の4つで言っていたことは、読むべき本との出会いをつくるための方法論なのかもしれません。気に入った本はとくかく何度でも読むこと。『イノベーションのジレンマ』とか『セクシープロジェクト』とか言った本は、何度読んだからわかりません。逆にいえば、何度読んでも自分の血肉にはなりきらないということだと思います。本との付き合いはいわば著者との付き合い。そう簡単に自分のものになんかなりません。だからこそ、カジュアルに初めて最後はじっくりと付き合うというスタンスがいいのではないか?と思います。
そんなわけで、「たかが本、されど本」みたいな気持ちで、かるーく読書をしたらいいのではないでしょうか? 本だけ読んでてても、仕事ができるようにはなりませんからね。でも、本を読まないと仕事ができるようにはならないと思うのです。 だって、結構みんな読んでますからね!!
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