メディア論「マスメディアの弱体化と、友達メディアの隆盛」
匿名だとか、実名だ!とか、いやキュレーションだとか、いろいろ言われているけど、個人的に的外れな気がしていたので整理したものです。それとキュレーションという言葉自体は既に死語に近づいているのだけど、それ自体の概念は重要かなって思ってます。(再掲)
マスメディアの不信と中間メディアの興隆
キュレーションが少し前になぜ騒がれるのかは、別に驚きに値することではなくて、歴史は繰り返していると言ってもいいと思います。
実名と匿名。いうならば「明確な主体をもった人の発言」と「不特定の匿名な人の発言」のどちらに信をおくのかは、ネットは振り子のようにこの二つを揺れ動きます。
例えば、グルメ情報は最初は有名な人が美味しいというお店が人気がでましたし(実名)、その後「いやいや、匿名の人の情報のほうが非商業的」と食べログのようなクチコミ情報サイトが人気を集めました(匿名)。
そろそろ「だれか知らない人がいっている情報って信用できる?」と、友達が薦めているお店のほうを優先する人も多いだろうし、匿名クチコミ情報サイトの中の有名人を信用するという倒錯した信頼の置き方もあります。
これは単なる一例だけど、明確の主体のだれか(実名)と匿名のだれかをどちらに信頼をおくのかは常に揺れ動いたりします。
いまは実名派も実名だからといって信用するわけではなくて、テレビや雑誌といったマスメディアや有名人を信頼してた過去と比較して、今はそれすら信頼をおけないというのが現状なんだと思います。
中間メディアとしてのキュレーション
いまは、信頼をおけるメディアというのは、「テレビにでている有名人」ではなくて、本当に知っている「実際の友達」というのが、背景にあると思います。
でも実際の友達自体は、一次情報を発信するメディアではないので、友人が、メディアと個人の中間に存在し、中間メディアとして機能しているのが、キュレーションという状態です。
いうならば、実名メディアと匿名メディアの対比から生まれたものではなくて、実名メディアの実存性を追い求めた結果としての友達メディア、キュレーションメディア、があります。
今後のCGMの方向性
インターネットサービスやメディアにとって何が重要かというと、中間メディア、キュレーターにとって、便利なサービスを作るという意識が不可欠になります。
一般的な情報を必要としている人ではなく、情報を整理する人向けのサービス、機能、コンセプトも同時に考えるという必要がでてくるはずです。
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