クリエイティブにおける『制約』を愛そう。
先日から、全く声がでなくなりました。声が枯れたとかそういうレベルの話じゃなくて、全く声がでません。すごく耳を近づけてみれば、聞こえなくもないんですけどね。
声でコミュニケーションできないって、すごく不便なんです。お店にはいってもオーダーできないですし、話しかけられても笑顔しかできなかったり、そもそも人とコミュニケーションができません。私の意思を伝えることもできません。
週末は1歳の息子と二人で外出していたんですが、街角でよくおばちゃんに「かわいいわね。坊やは何歳?」って、話しかけられるのですが、二人してしゃべれないものだから、、親子で指1本たてて、1歳と賢明にアピールです。
まー、たいがい不便ですし、家族からも早く直してくれと、散々言われてはいるんですけど、個人的には、まぁ焦っても仕方ないよな。。と思ってます。
それよりも、声がでないことで、いろいろなモノが見えるようになってくるんですよね。
例えば、お店でも指さしでオーダーすることが全く想定されていないお店があれば、メニューが指で簡単にさせるようになっているお店もある。
iPhoneのテキスト朗読アプリが、本当に発音ができない人向けに作っているのかわからないな。。と骨身にしみてわかったりする。
言語コミュニケーションの早さも痛感できたし、手話ってやっぱり便利そうなのもわかった。
以前、視覚障害者の人と話したときに、「エレベーターで止まったときに○階です。って言わないの不便!」って言ってたのを思い出した。その時まで、エレベーターで階数を読み上げるのと、読み上げないのがあるなんて、意識していなかったよ。
こうやって不便になる、ある意味『制約』が現れると、逆説的に思考の幅は広がるな、っていつも思います。
うん。イメージとしてはよく分るんですよね。制約が多い仕事だと、自分が思い描いたアウトプットをだせない!っていう声。
でも、本当にそうかなって思うんです。
「靴のECサイトを作ってよ。」と言われてもうーんと悩むけど、「ゲイの人向けの靴のECサイトを作ってよ。」と言われたらイメージはものすごく広がりそうだったりします。制約って不思議です。
クリエイターの箭内さんも
「制約やブレーキを外す。制約と言ってしまうと不自由さの象徴のようですが、僕はそれを誰も見たことのないものを見ることができるサインだと考えるようにしています。制約を前に、ブレーキをかけるのではなくアクセルを踏んでみることで、自分では予想できないものに出会える確率が上がってくるんです。」
って話してる。
建築家・隈研吾さんは
「制約は宝」
とおっしゃっているそうだ。
その「制約」こそが創造力の源であり、豊かさの源である。しかも「制約」は、自ら発見するものだというのが本質的なことだ。建築では、その土地に行って制約を発見する。創造性あるいは科学的な発見、ビジネスの様々なアイデアを生み出すプロセスなど、いろんなことが制約の発見という視点で説明できてしまう。
と、いうこで、自分自身の声がでないことを、早くなおってほしいな。。と思う一方で、これも貴重な経験だし、何かにつながる「制約」かもなと、楽しんでる自分もいます。
仕事においても、いろいろなものにおいても、制約はそんなに嫌がるものではありません。
それよりも、制約を愛すことで、あなたのクリエイティブは逆に広がっていくんだと思います。
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