論理的思考力は、習得する能力である(ロジカルシンキングのトレーニング方法)
「ロジカルシンキングをみにつけたい」っていうのもよく聞くし、「部下の論理的思考力を鍛えたい」っていう話もよく聞きます。意外と皆さんの注目のマトなんですね。論理的思考力。
だから書店に「1日15分で論理的になる!」みたいな本が並ぶことになるのもうなづけます。
といっても、「いきなりピラミッドストラクチャーとか、そういうメソッドの話をされても、何も身につかないだろ。。」って、日々思っているところではあったので、いい機会と、私が考える論理的思考力のトレーニング方法を整理したいと思います。
論理的思考力を身につけるのに重要なポイント
● 論理的思考力とは何か。
● 論理的思考力は、習得する能力である。
● 論理的思考力を鍛え方。
● 論理的思考力とは何か。
まず重要なことは、「論理的思考力というのものは何か」ということです。
何ができれば「論理的思考力」があって、何が実現できなければ「論理的思考力」がないのか。これを明確にしないといけません。
ということで、wikipedia から引用してみます。
論理学
ここでいう論理とは思考の法則、思考のつながり、推理の仕方や論証のつながりのことである。よく言われる「論理的に話す、書く」という言葉は、つながりを明確にし、論証を過不足なく行うということである。
論理学 – Wikipedia
そう。論理的思考力というのは、「二つのモノゴトの関係性を正しく理解できる。」ということなんです。構造を理解できると言い換えてもいいかもしれません。
AとBは並列の関係である。
AとBは補完の関係である。
AとBは対立する関係である。
そういう「二つのモノゴトの関係性を正しく理解できる。」ということが、所謂「論理的思考力」です。で、それが出来る人が、論理的思考力が高いということになります。
その二つの関係性がわからない、論理性が低いというのは、言ってしまえば、「論理的世界」において、「空気が読めないヤツ」ってことになります。
● 論理的思考力は、習得する能力である。
論理的思考力というのは、なんていうのか、先天的な頭の良さみたいに考えられがちですが、実際は、勉強して身につける能力です。
昔の医術みたいなものですね。知らない人は魔術だと思うけど、知識と技術があればだれでもできるようなものです。
具体的な身につけ方は、まずは基礎的能力を鍛える必要があります。ここでいうならば、日本語の力です。
二つの物事をどのように関連付いているのかを、正しく表現できなければいけませんし、理解できなければいけません。そのためには、ちょっと意外な話なんですが、日本語としての正しい接続語を理解が必要になります。
「論理的思考力を身につけるには。。。正しい日本語の接続詞を理解する必要がある。」突拍子もない話なんですが、これが本当なんですって。
二つの文章を筋道だって理解するっていうことが論理的思考なんですから、日本語の力や、その関係性を現す接続詞が不要なわけがありません。
● 論理的思考力を鍛える。
論理的思考を身につけるための具体的な本ですが、基礎的な力を身につけるための本と、その演習の本をご紹介します。
最初に、論理的な思考方法というか、その土台となる力をみにつけます。
そのためには、以下の2冊が良書です。どちらも、論理的思考力をみにつけるには鉄板中の鉄板の書籍です。
一つは「論理トレーニング 101題」。という本です。
もう一つは、同じ野矢先生の「新版 論理トレーニング」です。
この二冊は、弁護士や裁判官を養成する法科大学院などの、受験勉強用テキストとしても広く使われていることからも、有用性がわかるのではないかと。
上記の内容でしっかりと勉強をした上で、演習として、公務員試験の判断推理の本を数冊本気でやってください。パズルみたいなものです。楽しみながら、やってみたらいいと思います。
論理的思考をみにつけるのに、公務員試験の判断推理のテキストは、秀逸です。
この三つのテキストを、しっかりとやれば、「一般的ビジネス社会において、論理的に考えられる」という状態には到達できると思います。
● おわりに。
論理的思考力とかは、普通に勉強したらだれでもできるので、諦めずに3ヶ月間くらい頑張ってみてください!
ひと通り勉強してから、以下の書籍を読んだらもっと分かりやすくなるかもしれませんね。
ネットの力を、もっとビジネスに
私たちsix1は、インターネットを用いる事で、貴社のビジネスをより加速できると仮定します。
エッジの立った商品を作り、商品をクリエイティブにプロモーションし、商品を地道に改善していく。
このプロセスを徹底することで、ネットの持つパワーによって、ビジネスをより加速化する事ができる、と。
なぜ、そう仮定するのか? 今現在でも、私たちはインターネットが本来持っているパワーを、
十分に活かせている企業はそんなに多くはないと考えているからです。
私たちSix1は、1997年というインターネットビジネスの黎明期からネットビジネスに関わってきた
二人のビジネスユニットです。
商品企画&サイトプロデュースを得意とする福田とプロモーション&マーケティングを得意とする鈴木。
私たち二人のナレッジを、ぜひ、貴社ビジネスにご活用ください。six1 ホームページ