Frogdesignに学ぶ「ブレストを成功させる」フレームワーク
● 伝説的なデザイン会社 Frogdesign
以前から、Frogdesignに関してはとても関心がありました。
ご存じの方も多いと思いますが、初期のMacintoshのデザインや、ディズニーやルフトハンザ社に関するデザインを行った伝説的な会社です。
その設立者が書いた「デザイン イノベーション」という本の中に、Frogdesignでのブレストのやり方が書かれており、それがとても興味深かったので、ちょっと整理してみます。
「アイデア作りのプロセスにも工夫を凝らさなくてはならない。フロッグには世界での長い経験をもとに作られたアイデア作りのプロセスがある。それは「フロッグTHINK」と名付けられ、私たちのコラボレーションでは毎回、用いられている。
THINKの基本コンセプトは、利用可能なあらゆる情報や知識を集め、それをすべて本質的な要素に「分解する」というものだ。
例えば、飲料用ボトルをデザインするとき、アイデアの厳選となる本質的な要素は、機能性や見た目ではなく、「のどの渇き」だ。
新しいアイデアはたいがい、目の前にあるものの中に隠されているので、肝心なのはそれを見つけられるかどうかだ。
基本的には、三段階で行われ、それぞれの段階は一定の制限時間とテーマで区切られる第一段階は「代替案(または「自由連想」)」。参加者たちが既に知っていることを述べ合い、そこから思うままに連想を働かせる。第二段階は「ランダム発想」。参加者に代替案をもっと突っ込んで考えさせたり、驚くようなアイデアを出させさせたりする。第三段階では、「挑発」や「拒絶」によって、アイデアを極端な—そして思いもよらなかった—結論へと導く。
THINKでひとつ重要なのは(中略)楽観主義に徹するということだ。
本に数ページ記載された情報から何かを完全に理解することはできませんが、これだけでも様々な示唆に富んだ内容だなって思います。
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私たちがブレストを行う時はどうしても、単にアイデアを出し合うだけで終わってしまうケースが多いように思います。「これに対して,アイデアを出し合おう!」といってみても、様々な意見が拡散し、結果として、いろいろ言って終わった。。。ということになりかねません。(特に私たちの場合)
● ブレストのフレームワークを考えてみる
ということで、私自身が利用するという、超私的な目的のためにFrogdesignの「Frog THINK」の概要を簡単に整理してみます。
1.議題の分解
いま話している内容はなんなのか。本質的な議題はなんなのか。本質な要素にもっと分解はできないか。
車を購入したいというのは、移動手段が欲しいのか。安全性が欲しいのか。他人に自慢したいのか。快適な空間が欲しいのか。生活(どのような)に必要なのか。
仮に「安全性が欲しい」とするならば、なぜ安全性が欲しいのか。子供のためなのか。治安が悪いのか。
2.代替案の提示(自由な発想)
現状のソリューションに対して、何か代替案を提示できないか。(自由に)
- 異なる技術・素材を使うことはできないか。
- 基準自体を変えてしまえないか。
- 他の事例で成功を収めている事例はないか。
- ターゲットペルソナを変えることができないか。
3.飛躍・深掘り
それにたいして、もっと馬鹿げたアイデアはないか。もっと突っ込んで考えられないか。
- 今の方法論の強さを10だとすると、100に到達するのはどのような方法論なのか、1000はどのような方法論なのか。
- 既存のプレイヤーや競合が呆れるようなアイデアってどのようなものなのか。
- スティーブジョブズだったらどう考える?
- Frogdesignだったらどう考える?
- 3歳児だったらどうやって考える?逆に80歳のお祖母さんだったら?
4.挑発・拒絶
そのアイデアをもっと極端にできないか。提案したところ、それがダメって言われたらどうするか。
- 日本No.1になるにはどうしたらいい?また世界No.1になるにはどうしたら??
- 決済者がNoを言ってきたけど、どうしよう。
- 逆にどんなことでNoを言っているのだろう。それをどうやって解決する?
- 競合の既存プレイヤーが馬鹿にしてきたけど、何をいってる?そいつのハナをあかしてやるには?
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ブレストって「ブレストやろう!」ってなるわりには、うまく活用できていない人も多くいると思います。でも、このようなフレームワークが一つあるだけで、スムーズに進行するケースも多いのではないでしょうか。
伝説的なデザイン会社のFrogdesignの書籍、とても面白いので、こちらもおすすめです!
(追記:この書籍の中にFROG THINKの記載は数ページしか書いてありません。立ち読みでもいいかも。w )
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