極私的!この漫画が面白い2014(後編)
前編に引き続き、今年のマンガを振り返り。福田編。
「このマンガがすごい2014」
- 1位 暗殺教室
- 2位 坂本ですが?
- 3位 亜人
- 4位 重版出来
- 5位 七つの大罪
- 6位 進撃の巨人
- 7位 ひきだしにテラリウム
- 8位 甘々と稲妻
- 9位 オンノジ
- 10位 宝石の国
今年印象に残ったマンガっていうとあまりないな。。って、改めて思ったのですが、ランキングをみると基本的に全部読んでるんですよね。うん。漫画的努力は欠かしていない。でもあまり印象に残らない年だったのかも。
この中で、「暗殺教室」がつまらないかっていわれると面白いし、「坂本ですが?」も絵柄も内容も古いけど嫌いじゃない。でも、やっぱりピンと来ないなぁ。
「亜人」はある意味20年前の大塚英志の作品みたいだし。
この中で好きなのは「七つの大罪」。ある意味、王道のファンタジーで衒いなく高レベルでこれを出すのは、すごいなとは思う。
作者の市川春子さんは高野文子の影響を受けてるっていう話を良く聞くけど、永野護の影響も感じるんだけどなー。あまり言及されてないけど。
あ、やなせたかしさんがお亡くなりになった年でもありました。
マンガ読みとしては、あまり新鮮な印象がなかった2013年ですが、その中で、今年印象に残った作品は以下の作品です。実際のところ、今年の新作って少なくて、続刊が良かった作品が中心ですね。
● 3月のライオン
2013年は羽海野チカさんの天才性を再認識した年だったんじゃないかな。8巻と9巻ともに面白かった。特に8巻のおじいさんの将棋は圧倒的。
羽海野さん、怒濤の横綱相撲。
※ 羽海野チカという人は「漫画家が恐れる漫画家」らしい。ゴッチかボックか、ヒョードルかフリーザか… – 見えない道場本舗
● 昭和元禄落語心中
なんていうか空気感の表現が上手い作者。この登場人物のように、粋に生きたいもんだよね。これも新刊がでる度に楽しみな作品。
● 式の前日
これが新人の作品??っていう老成した新人がたまにでるけど、穂積さんもその一人。この短編では、表題作がやっぱりいい。
ちょっと話の展開が技巧的すぎる?って思わなくもないけど、面白い。
● ボールルームへようこそ
漫画界の「何か面白い題材を探すか」競争の末たどりついた、社交ダンス。このマンガはその題材とともに、個々のキャラクターが立っているのが素晴らしいね。
● キングダム
我ながら、今更キングダムいれるか。。。って思わなくもないけど、キングダムは歴史物が好きな人が全員読んだらいいと思う。
表紙の絵の魅力よりも、本の中の一コマほうが魅力的っていう変なマンガ。この表紙もおかしいもん、相原コージのパロディみたい。
でも圧倒的な面白さ。
● 「ひきだしにテラリウム」
「このマンガがすごい2014」でいうと、一番おすすめは「ひきだしにテラリウム」かな。星新一的なショートショートが味わえる。こういう作品いいですよね。
● 2013 年を振り返って。
あらためて、新人漫画家が出てくるのって難しいなーって思った2013年。
やっぱりマンガ家って、「ひとり何役」っていう構造があるのがその原因かなって思いました。
「絵が描けなくちゃいけなくて」、かつ「話がうまくないといけなくて」、しかも「連載という継続的にアウトプットを出さないといけない」っていう状況はかなり難易度が高い。
そう考えると、マガジンの樹林伸さんを代表に、原作と作画をわけるっていう形も納得がいくし、ジャンプでも、村田雄介さんや小畑健さんのように絵は上手いんだけど。。っていう人を活用するために、原作をつける形が増えてきてる。
アメリカのコミックのように、「世界観(原作)と脚本と作画」が完全にわかれる形のほうが、もう少し平均レベルがあがるはずで、この分業の流れは逆行できないだろうな。。って思ってます。
ということで、この原作と作画を他の人がやるっていう形が、2014年の漫画界も進むんだろうなーって思ってます。
それしてもHUNTER ×HUNTERの連載が再開されなかったことが何よりも悔やまれる2013年でした。
2014年もマンガ読みます。当然。
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