「ソーシャルなんたらの罠」ドランゴンクエストモンスターズをやって思った事
ドランゴンクエスト モンスターズが、とても面白いです。リリースの次の日から、appstoreの無料ランキング1位と、トップセールスで2位に張り付いています。この影響で、株式市場でもアルゼンチンショックと言われる状況にも関わらず、スクエニと開発を担当したサイーバーエージェント(実際は子会社のサイゲームス)が、ストップ高をつけるといった事が起きてます。
ソーシャルゲーム界隈でこの速度のランキング上昇は、昨年のklabのラブライブの時以来です。ただ、ラブライブはニッチなゲームだったのに対し、今回はターゲットがとにかく広い、というより国民的ゲームのドラクエ。なので株の方もまだまだ動くかもしれませんね。
さて。ドラクエのスマホ対応は過去もやっていたのですが、今回、話題になってるのは、基本無料+コンティニュー課金(実際はコンティニューだけじゃないのですが)によって、すごい売り上げがあがった(上がりそう)という事。ドラクエは2800円での売り切りのアプリをリリースしていて、一気にトップセールスで2位になったのですが、順位は長続きはしません。これは、2800円という金額を払えば、それ以上お金がかからないという売り切り型アプリだだったからですが、今回は違います。
私は、ゲームにあまりお金を払う事はないのですが、今回のドラゴンクエストモンスターズ スーパーライトでは既に5000円以上を使っています。驚きです。妻には内緒です。
で、思ったのですが、このゲーム、「ソーシャルうんちゃら」という言葉を使うと、頭が誤解をしてしまうよなーと思いました。「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」も基本的には、ソーシャルゲームと呼ばれるカテゴリにあると思うのですが、別に「ソーシャル」ってつける程の事ないのですよね。誰かを仲間に出来たり、今後知らない人との対戦機能とかが実装されるようですが、それも「ソーシャル」という程の事でもないと思います。
ソーシャルと言えば、日本のソーシャルメディアの草分けであるmixiが出してる「モンスターストライク」は、4人でチームを組めたりしますが、それもソーシャルなのか?というとちょっと疑問があります。ソーシャルの概念広すぎです。
今回、「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」やってみて思ったのは、これは、普通にスマホでやるゲームなんですよね。スマホゲーム。スマホというプラットフォームに最適化されたとても良く出来たゲーム。スマホだから、空き時間にちょいちょいやれるし、空き時間を使ってしまってるから、継続させようとしてお金を払う。短い時間しかないから、お金出してでも、強い仲間のモンスターを集めようとする。
ソーシャルがどうこうじゃなくて、大事なのって、そういう事なんだなーと思いました。ソーシャルゲーム云々が言われてた時期、DenaやGreeのゲームは僕は全くやらなかったのですが、パズドラとか、ブレイブフロンティアとかはやってみて面白い!って思っています。それは、これらが、ソーシャルゲームじゃなくて、ゲームだからだと思うのです。私のような40代のおっさん達の胸を熱くさせるゲームがスマホという手のひらの中に戻って来たんだなーと。
そうそう。サイバーエージェントの藤田社長は、「スマホで勝負をする!」と言ってましたが、「ソーシャルで勝負する!」という風に言ってなかったと思います。サイゲームがドラクエの開発を担当してるのも、ソーシャルという文脈じゃなくて、スマホという文脈なんだなーと思います。
関連しますが、フェイスブックもソーシャルメディアってなってます。そこはまあなんとなくわかるですが、フェイスブック広告をソーシャルアドとか呼ぶのは、無駄に混乱するからしない方がいいと思っています。あれもターゲティングが出来るスマホ広告と思った方がいろいろすっきりします。
ということで、この週末は、随分ドラクエをやっていたのですが、こんな事思いました。
そうそう。昔だと誕生日プレゼントに、ゲームをもらったりするのが嬉しかったのですが、今のような課金型になるとそれってどうやるのですかね?お金使っていいよ!というのは味気ないし。。ゲーム会社の方、ぜひこうしたプレゼントというタイミングでの素敵な消費の仕方、考えてみてはいかがでしょうか?
さて、これからも、ひと冒険!
ネットの力を、もっとビジネスに
私たちsix1は、インターネットを用いる事で、貴社のビジネスをより加速できると仮定します。
エッジの立った商品を作り、商品をクリエイティブにプロモーションし、商品を地道に改善していく。
このプロセスを徹底することで、ネットの持つパワーによって、ビジネスをより加速化する事ができる、と。
なぜ、そう仮定するのか? 今現在でも、私たちはインターネットが本来持っているパワーを、
十分に活かせている企業はそんなに多くはないと考えているからです。
私たちSix1は、1997年というインターネットビジネスの黎明期からネットビジネスに関わってきた
二人のビジネスユニットです。
商品企画&サイトプロデュースを得意とする福田とプロモーション&マーケティングを得意とする鈴木。
私たち二人のナレッジを、ぜひ、貴社ビジネスにご活用ください。six1 ホームページ